最近は樹木葬という形で遺骨を埋葬するケースが増えています。
墓石の代わりとなる樹木の周囲に遺骨を納めたり、遺骨ごとに新しい樹木の苗を植えたりと形は様々ですが、墓地や墓石を設けることないので、後々の管理をせずに済むことや自然に還るという意味で、そのような形の埋葬方法を希望する人が多いのです。
しかしどこにでも埋葬することはできないので霊園や寺院など許可を得たところで行われています。
現在は全国各地で樹木葬ができる場所があり東京にもたくさんあります。
その中で曹洞宗萬亀山東長寺では「龍樹堂」という所で一部の遺骨を預かり、残りの遺骨は寺内で合葬するか、千葉県と宮城県の樹林葬墓苑で樹木葬として埋葬するという方法が行われます。
龍樹堂で預かった遺骨は死後33年経過すると永代供養され、樹林葬墓苑の遺骨は自然に還るということになります。
都市部では人口が集中して墓所が不足することや家族構成などの影響と、自然に還ることへの魅力などから特に都市部ではこのような墓所のニーズがますます高まることが予想されます。